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もう一つのフードテック巨人Swiggy

スタートアップ 外食産業

もう一つのフードテック巨人Swiggy

インドのフードテック市場は2019年に50億ドル(約5500億円)に成長すると予想され、2023年までに150億ドル(約1兆6500億円)を超えると予想されている。その市場でトップの座を狙おうと、2つのフードテック企業が火花を散らしている。Zomato(ゾマト)とSwiggy(スウィギー)である。前回のZomatoに引き続き、本日はもう一つのフードテック巨人Swiggyについて紹介していきたい。

Zomatoは飲食店の情報サイトからスタートしたが、Swiggyは創業から今までずっとフードデリバリー事業を主軸においている。創業は2014年。まだまだ新しい会社である。創業者は、Sriharsha Majety 、Rahul Jaimini、Nandan Reddyの3人で、Sriharsha MajetyはCEOとして会社を引っ張り、Rahul JaiminiはCTOとしてエンジニアをまとめている。創業当初は、バンガロールで地元レストランと提携して事業を開始し、2015年に早速最初の資金調達に成功する。そこから、スマートフォンアプリをローンチし、インド全土に拡大していった訳である。現在の規模はZomatoと拮抗しており、比較図を作成したので、下記を見て頂きたい。

ZomatoとSwiggyの比較(筆者作成)

年間売上で比較したかったのと、全体とデリバリー比率を分けたデータが欲しかったので、Zomatoの売上比較時期が離れてしまっているが、実はZomatoの売上はSwiggyを大きく上回っている。最新の2019年10月にZomatoが発表した数値によると、2019年1月から6月の売上は2億500万米ドル(約225億円)で、半年間で昨年分の売上を叩き出しているのだ。Zomatoのフードデリバリー売上比率は約8割なので、半年間のフードデリバリーの売上は1億6400万米ドル(約180億円)となる。これを掛ける2倍すると、Swiggyの年間売上1億8000万ドル(約198億円)を大きく上回っているということである。しかし、注文数はSwiggyがZomatoを上回っている。これは筆者の完全な個人予測になるのだが、注文数の割に売上が大きく負けてしまっている理由として、Swiggyが2017年11月から開始したクラウドキッチン事業「Swiggy Access」が大きく関係していると考えている。

Swiggyのクラウドキッチン(TechCrunchより)

クラウドキッチンとは、以前インドネシアのクラウドキッチン市場で紹介したが、一言で言うと、キッチンの共同利用である。複数の飲食事業が1つのキッチンをシェアし、フードデリバリー事業を行うのだ。Swiggy Accessはインド国内14都市で500を超えるクラウドキッチンを展開しており、クラウドキッチンを通して月間150万件以上のオーダーを受けているとのことである。月間150万件はSwiggy全体のオーダー数と比較すると5%にも届かないという計算になるが、クラウドキッチンの存在するエリアの売上貢献度は15%から20%とのことである。インドネシアでもそうであったが、デリバリー専門店はスタートアップ向きで客単価が低くなる傾向があるので、インドでもクラウドキッチン比率が高まる程、注文単価は下がってくると予想する。実店舗も無く、名前も知られていないスタートアップが、高価格帯のメニューに挑戦するのは非常に難しい。一方、Zomatoはもともとレストラン情報サイトとしてレストランとのネットワークが強いので、注文単価の面では優位かもしれない。ただ、注文単価が低いからといって、SwiggyがZomatoの売上に勝てないという訳では全然無い。クラウドキッチンによって新しい飲食店がどんどん開業し、新しい飲食店が古い飲食店の売上シェアをどんどん奪っていくことも考えられる。実際、売上に反して企業価値はSwiggyの方が高いのだ。Zomatoの20億米ドルに対して、Swiggyは33億米ドルである。

Swiggyが展開するサービス(筆者作成)

SwiggyはSwiggy Accessの他にも、デリバリー関連サービスをどんどん生み出している。例えば、デリバリーフードの定期購入ができる「Swiggy Daily」。近隣の飲食店からお一人様用の食事を届けてくれる「Swiggy Pop」。食料品、日用品、花、医療品などを自宅まで届けてくれる「Swiggy Stores」。送りたいものを自宅でピックアップして送り届けてくれる「Swiggy GO」。配送料無料など様々な特典が受けられるサブスクリプション型サービス「Swiggy Super」。最近では「Swiggy Money」という電子マネー事業も開始している。デリバリーを中心に、様々なサービスが生まれているのだ。CEOであるSriharsha Majetyはインタビューで「The kings of convenience(便利の王様)になりたい」と語っている。Swiggyも東南アジアのユニコーンであるGrabやGojekが目指しているスーパーアプリに非常に近い。GrabやGojekはタクシーサービスが起点となったが、インドではフードデリバリーが起点になってプラットフォームが作られている。もしかすると、プラットフォームとしての将来性が、Zomatoの評価額を超えている要因なのかもしれない。

インドのデリバリーフード市場はSwiggyとZomatoが引っ張っているが、第3位はUberEats India(ウーバーイーツ・インディア)で、1日の注文数は25万から30万件でピーク時は60万とも言われている。2019年の初めにSwiggyに売却されると噂が立っていたが、同年11月のニュースではZomatoと交渉しているとのことだ。UberEatsがどちらにつくかで流れが変わって来そうである。さらにそこにアマゾンも参入することで、既にレストランに対して営業中とのことである。アマゾンは2019年8月に生鮮食品配達サービス「Amazon Fresh」をスタートさせている。

爆速成長中のインドのフードデリバリー業界。引き続き第注目して行きたい。

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