インドネシア スタートアップ 外食産業

【インドネシア】フードテックマップ2020

前回、インドネシア外食産業について語らせて頂いたが、調べている中でフードテック(飲食店を支援するIT事業者)が予想よりも多く出てきたので、カオスマップとしてまとめて紹介したいと思う。カテゴリーによっては、10以上のプレイヤーが存在するところもあるが、筆者が調べうる限りの主要サービスを並べている。

Indonesia Foodtech Map(2020年1月に筆者作成)

各カテゴリーを下記に解説しておく。

  • Media:飲食店紹介サイト、口コミサイト、ディスカウントクーポンサイトなど、飲食店にとっては集客媒体となりうるもの。日本で言うと食べログ、ぐるなび、Rettyなど。
  • Booking:飲食店の予約ができるアプリやWEBサービス。日本で言うと、トレタ。
  • Order:モバイル端末やタッチパネルなどデバイスと、そのデバイスで動く注文アプリ。日本で言うと、O:rderやスマセル。
  • Delivery:フードデリバリーサービス。日本で言うとウーバーイーツや出前館など。
  • Cloud kitchen:複数の飲食事業者がシェアするキッチンを提供するサービス。クラウドキッチン、ゴーストキッチン、シェアリングキッチンなど呼称は様々。
  • Payment:スマホ決済サービス。日本で言うと、Paypay、LinePayなど。
  • Membership:メンバーとして会員費用を払うことで、特典が受けられるサブスクリプションサービス。 
  • POS:Point of sale systemの略で、日本ではPOSレジ。日本で有名なサービスは、Airレジやユビレジ。
  • GR:Guest relationship、カスタマーとのコミュニケーションサービス。日本ではLINE@のビジネスアカウント 。
  • Management:飲食店マネジメントサービス。売上管理から発注管理、顧客データ、分析など幅広くサポートするサービス。日本で言うと、テーブルキューブ。
  • HR:人事管理サービス。飲食業界では、特にPayroll(給与の計算や管理)が必要となる。
  • Accounting:会計ソフト。インドネシアでは法人は毎月税務局に報告義務が必要。日本で言うと、マネーフォワードクラウド会計。
  • Ingredients Inventory:食材仕入れ発注サービス。日本で言うとインフォマートが提供するB to Bプラットフォーム。

インドネシアには食材仕入れに関してのサービスはまだ目立ったものは出てきておらず、Inventoryのカテゴリーは白紙である。

次回以降、カテゴリーや企業をピックアップして紹介して行きたい。

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